社員18名で、7サイト・2アプリ・月60本の記事。|みかもグループの内製Web運用の全貌

「社員18名の会社が、ガソリンスタンド・カーコーティング・中古車・カフェ・レンタカー・伝統工芸・DX支援の7事業を同時に動かしている」——株式会社みかもを初めて知る方にとって、これはにわかには信じ難い規模です。しかも、この7事業は7つの公式Webサイト・2つのスマートフォンアプリ・月間60本の記事更新で支えられています。

普通に考えれば、この規模のWeb運用は外注の制作会社に年間数千万円〜の予算を払って行うものです。しかし株式会社みかもでは、DX事業部「みかもデジタル」を中心に社内で内製しています。本記事では、みかもデジタル(本体は株式会社みかものDX事業部)が、地方中小企業として実際にどう運用しているのか、その内部事情を公開します。

運用規模——数字で見る"内製の厚み"

項目 規模 補足
公式サイト数 7サイト group/SOUP/M-NET/喫茶/レンタカー/木履/デジタル
モバイルアプリ 2アプリ App Store・Google Play公開済
記事更新 月間約60本 全サイト合計(公開分のみ)
運用体制 社員18名の中に内製チーム 外注は最小限、基本は社内で判断・制作
技術スタック WordPress/Next.js/Python/AI(LLM)統合 目的別に最適ツールを選定

この数字の感覚を、制作会社の標準的な単価で見積もると、外注に出した場合の年間コストは数千万円規模になります。それを社員18名の地方企業が内製で回しているのは、「自社の事業をデジタルで動かす」発想を経営の根に置いているからです。

運用の基本思想——"外注 vs 内製"を超えて

Web制作の議論は「外注か内製か」に二分されがちですが、みかもデジタルの考え方は少し違います。それは「自社事業を分かっている人間が、自社事業のWebを書く」というものです。

外注のプロは優れたサイトを作れます。しかし、「東みよし町の人が何に困っているか」「SOUPの施工で塗装のどこを守れるのか」「みかも喫茶の桐下駄ギャラリーがなぜあるのか」を一次情報として持っているのは、その事業を動かしている社員だけです。

この一次情報の差こそが、地方企業がWebで勝てる最大の武器。外注に出すと、この差が埋まりません。だから内製が必要です。

7サイトの役割分担——第1〜3層の構造

みかもグループの7サイトは、単純に並列に存在しているわけではありません。役割が明確に分担されています。

役割 サイト
第1層(権威ハブ) 会社の信頼・沿革・事業構造 mikamo-group.co.jp
第2層(売上直結) 問い合わせ・施工予約・査定 SOUPエムネット
第3層(補助導線) 地域接点・ブランド想起 みかも喫茶レンタカーみかも木履みかもデジタル/ENEOS三加茂SS

この3層構造があるから、記事の内容・キーワード・内部リンクの張り方をサイトごとに最適化できます。1サイトで全部を語ろうとすると、どこにも届かないサイトができます。

月間60本の記事更新——どう回しているか

月60本の記事を7サイトで回すには、属人的な「頑張り」では続きません。仕組みが必要です。みかもデジタルでは以下のプロセスで運用しています。

①トピック選定(週次)

各事業の現場情報(問い合わせ内容・施工事例・季節の動き・競合の動向)を横断で集め、週次で「今週書くべき記事リスト」を決定。例えば花粉シーズンならコーティングの春対策、梅雨前なら撥水メンテ、GW前ならレンタカーのドライブコース——といった具合に、シーズンの3〜4週間前から仕込む

②記事の構造化(書く前の設計)

書き始める前に、検索意図・競合記事の構成・E-E-A-T要素・内部リンク・CV導線を設計します。いきなり書かず、構造を先に決める。これで記事の品質が担保されます。

③AI活用(下書きと推敲)

LLM(大規模言語モデル)を下書き・リライト・ファクトチェックに活用します。ただし、最終判断は必ず人間の目で。AIは速度を、人間は正確さと個性を担う分業です。一次情報は必ず人間が持ち寄ります。

④アイキャッチの内製

アイキャッチ画像は、Pexels等のCC0ライセンス写真をベースに、Pythonで作った独自ツールでブランドオーバーレイを加える形式で生成。1枚あたりの制作コストをほぼゼロにしています。

⑤公開・計測・リライト

公開後、Search Console・Google Analytics・投稿パフォーマンスを週次で観測。検索順位が上がらない記事は、タイトル・見出し・内部リンクを改善してリライトする。「書いて終わり」ではなく「書いてから始まる」運用です。

内製で最も効く3つの判断基準

1|"自社で書けるか"を基準に事業を設計する

新しい事業を始めるとき、「その事業のWebを自社で書けるか」を判断基準に入れると、事業が絞り込まれます。書けない事業は、運用で詰まります。

2|Webは広報ではなく、営業ツールと認識する

みかもデジタルにとってWebは、「会社の紹介」ではなく「問い合わせを生む営業ツール」です。だから、各記事に必ずCV導線(問い合わせ・予約・来店)を仕込みます。

3|内部リンクを"張って終わり"にしない

内部リンクは、記事を出すたびに既存記事にも追記することで初めて効きます。新記事から既存記事へリンクを張り、既存記事からも新記事にリンクを張り戻す。この往復作業が、サイト全体の権威性を育てます。

地方企業こそ、内製Web運用が武器になる

大都市の制作会社は、案件ごとに違う業界のサイトを作ります。一方、地方の中小企業はひとつの業界・ひとつの地域で勝つことに集中できます。この「集中の深さ」を、内製で活かすのが地方企業の勝ち筋です。

みかもデジタルは、株式会社みかもの自社運用で検証してきたノウハウを、徳島の他の中小企業にも提供しています。制作会社モデルではなく、「御社の社員が内製で回せる状態にする」支援を中心にしています。

みかもデジタルのサービス

  • ホームページ制作(新規・リニューアル)
  • SEO対策・Webマーケティング支援
  • 保守・運用サポート(内製化支援を含む)
  • DX導入・AI活用支援
  • Googleビジネスプロフィール(GBP)運用代行
  • アプリ開発(iOS・Android)

「外注ではなく内製で回せる体制を作りたい」という方は、みかもデジタルにご相談ください。制作会社モデルとは違うアプローチをお伝えします。


よくあるご質問

Q. 本当に社員18名で7サイトを回しているのですか?
A. はい。各事業の現場社員が原稿の一次情報を出し、みかもデジタルの内製チームが構造化・公開・計測を担っています。外注は最小限で、デザイン・特殊な機能開発など必要な箇所のみ。

Q. AIだけでサイトを作れませんか?
A. 現時点の技術では、「AIだけで商業的に通用するサイトを継続運用する」は困難です。AIは下書き・構造化・効率化に使い、一次情報・判断・ブランド統一は人間が行う分業が最適です。

Q. 月60本の記事は誇張ではないですか?
A. 全サイト合計の公開記事数で、7サイトに配分すると平均1サイトあたり週2本程度です。記事の長さは3,000〜6,000字。SEOを前提に書いています。

Q. 内製化支援とは何をしますか?
A. 記事構造化のテンプレート、WordPress運用マニュアル、アイキャッチ内製ツール、ローカルSEOのチェックリスト、AI活用の具体手順——これらを貴社の社員さんが自走できる状態まで伴走します。

Q. 地方中小企業でも同じように内製できますか?
A. 経営陣が「Webは営業ツール」と合意でき、最低1名の担当者(本業の片手間でも可)が置ければ、十分に内製可能です。みかもデジタルは、そこまでの導入支援を含めてご相談を承ります。


社員18名の地方企業が、7サイト・2アプリ・月60本の記事更新を回しているという事実は、「内製は地方の中小企業にとって不可能ではない」という何よりの証拠です。御社のWeb運用に、同じアプローチを取り入れる余地があるか——ご相談はいつでもどうぞ。

みかもデジタル|株式会社みかも DX事業部|徳島県三好郡東みよし町|mikamo-digital.jp|ご相談:お問い合わせフォーム

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