中小企業のChatGPT・Copilot導入「第1週」|徳島・四国の地方企業がみかも7サイト運用で実際にやってよかった3つの使い方
5月後半、徳島・香川・愛媛・高知の中小企業のWeb・DX相談で、もっとも多いお問い合わせがこの2つです。「ChatGPTを業務で使い始めたいけれど、何から始めればいいかわからない」「Microsoft Copilotを契約したものの、誰も使っていない」──。
このコラムでは、徳島県三好郡東みよし町・社員21名で7サイト・2アプリの運営をしている みかもデジタル(株式会社みかも DX事業部・1971年創業の地域企業) が、ChatGPT・GitHub Copilotを実際に導入した第1週で現実的にやってよかった3つの使い方を、徳島・四国の地方中小企業の現場目線で整理します。
結論|AI導入の第1週は「小さく・共有・引き継ぎ」
AIの業務導入で失敗するパターンの大半は、「大きく始める」ことから生まれます。社長や情シスが「全社員AI活用」を宣言して、結果として誰も使わない──このパターンが徳島・四国の中小企業でも特に多く見られます。
みかもデジタルが第1週でやってよかったのは、以下の3点だけです。
- 1日30分以内でできる業務に絞る──大きな業務には使わない
- 使い方を共有知化する──個人技にしない
- 「引き継げる成果物」に変換する──AI出力をそのまま残さず、社内ドキュメントに変換
この3点を守れば、第1週で10人中7人が「これは便利」と感じられる導入になります。
使い方①|お問い合わせメール・LINEの返信下書き
みかもグループの各事業所には、毎日数十通のメール・LINE・お問い合わせフォーム送信があります。これに対する返信文の初稿をChatGPTで作成する運用が、第1週でもっとも効果が出ました。
具体的な手順
- お問い合わせの本文をコピー
- 「以下のお問い合わせに対する、丁寧で分かりやすい返信文を作成してください。当社は徳島県東みよし町のカーコーティング専門店です」というプロンプトとともに貼り付け
- 出力された返信文を、自社の表現・固有名詞に合わせて30秒〜2分で調整
- 送信
従来1通5〜10分かかっていた返信が、平均2〜3分に短縮されました。1日10通対応する事業所では、毎日30〜70分の短縮です。月で見ると10〜25時間の節約に相当します。
注意点
AIが生成した文章をそのまま送るのは禁止しています。「お客様の固有事情」「自社の正確な料金・営業時間」「人としての配慮」の3点を、必ず人間が見直してから送信する運用です。
使い方②|Web原稿・SNS投稿の構成案作成
みかもグループ7サイトで毎月60本以上の記事を公開していますが、構成案づくりに最も時間がかかっていました。ChatGPTで構成案を作る運用に切り替えてから、1記事あたりの構成検討時間が30分→10分に短縮されました。
プロンプト例
「徳島県東みよし町のカフェ『みかも喫茶』のWeb記事を作ります。テーマは『梅雨入り前のテラス利用ガイド』。読者は徳島県内の30〜60代の家族連れ。h2見出し3つ、h3見出し5つの構成案を作ってください。検索キーワードは『東みよし カフェ 雨の日』を想定」
このようなプロンプトで構成案を出力させ、そこから人間が「実際にどう書くか」を組み立てます。AIに本文を書かせるのではなく、構成と論点だけ作らせる使い方です。
使い方③|社内マニュアル・引継ぎ文書の整形
21名規模の組織でも、口頭で伝えていることが多くなりがちな業務手順を、ChatGPTでマニュアル化する使い方が、第1週の隠れたヒットになりました。
具体的な使い方
- 業務手順を箇条書きで5〜10行、口語で書き出す
- 「以下の手順を、新人が読んで実行できる業務マニュアルに整形してください」とプロンプト
- 出力された文書を、社内で使っているチャット・ドキュメントツールに貼り付け
- 1〜2回の修正で完成
1つのマニュアル化に従来30〜60分かかっていたものが、5〜15分で完成するようになりました。SOUP(カーコーティング)・ENEOS三加茂SS・みかも喫茶など、各事業の「口頭で教えていた手順」がドキュメント化されたことで、新人受け入れの効率が上がっています。
GitHub Copilot:Web運用と内製開発で効く場面
開発・運用の現場で GitHub Copilot を併用する場合、第1週で効果が出やすいのは以下の3場面です。みかもデジタルの内製運用でも、ふだんのコード補完にこの種の用途で活用しています。
- WordPressの functions.php に関数を追加するとき──関数名から実装候補を出してくれる
- CSSの調整──「モバイル時に隠す」「左右のレイアウトを揃える」のようなコメントから候補生成
- SQLの集計──「カテゴリ別の投稿数」「3ヶ月以内に更新された記事」のような問いから候補生成
大規模な実装を任せるのではなく、「定型的なコードを書く時間」を圧縮する使い方が、初動の定着を促します。
導入初期に避けたほうがいい3つの落とし穴
落とし穴①|全員にライセンスを配り、自由に使わせる
「みんなで使ってみよう」だけでは、ほとんどの人が業務に組み込めません。1〜2人がパイロット運用し、効果が出た使い方をマニュアル化してから展開するのが現実的です。
落とし穴②|「AIに業務を代わってもらう」発想
AIは業務代行ではなく、業務速度のブースターです。最終判断・顧客への配慮・自社の事情判断は人間が担う前提で、補助役として設計するのが、定着の鍵です。
落とし穴③|顧客情報・社内情報の入力ルール未整備
無料版のChatGPTに顧客名・電話番号・住所を貼り付けると、規約上の問題と情報漏洩リスクがあります。「個人情報・顧客固有情報は入力禁止」を最初に決めることが必要です。
みかもデジタルでは、社内向けに「ChatGPT・Copilot利用ガイドライン」を1ページのドキュメントで整備し、第1週のうちに全員に配布しています。
第1週後の「効果が見えるKPI」
導入1週間後、以下の指標を社内で確認するのがおすすめです。
- お問い合わせ返信の平均所要時間(分/件)
- 1週間で社内で共有された「AI活用のコツ」の数
- マニュアル化された業務手順の数(新規ドキュメント数)
- 従業員アンケートでの「業務が楽になったと感じる割合」
定量と定性の両方を見て、4週目以降の展開を判断します。
みかもデジタルへのご相談
みかもデジタル では、徳島・四国の地方中小企業向けのChatGPT・Copilot導入支援を、以下のメニューでご提供しています。
- 導入第1週のパイロット運用設計
- 社内ガイドライン(1ページ)作成
- 3つの活用シナリオに絞った業務試行設計
- 4週間後の効果測定とフィードバック
みかもグループは1971年創業の 株式会社みかも が運営しています。徳島・四国の中小企業の現場で、実際に7サイト運用しているデジタル部門だからこそ、机上論ではないDX支援をご提供できます。
関連リンク
よくあるご質問(FAQ)
Q: ChatGPTとCopilotはどちらを先に導入すべきですか?
A: 一般業務(メール・文書・構成)にはChatGPT、開発業務にはCopilotという棲み分けが現実的です。中小企業の多くは、ChatGPTから先に始めるのが効率的です。
Q: 無料プランで業務利用してもいいですか?
A: 顧客情報・社内情報を入力しない範囲であれば、無料プランでの導入も可能です。ただし、入力データの学習利用に関する規約は変動するため、ガイドラインに明記しておくことが大切です。本格運用は有料プラン(ChatGPT Team / Microsoft 365 Copilot)への移行をおすすめしています。
Q: 高齢の従業員でも使えますか?
A: 「メールの返信下書き」「文章の言い換え」など、用途を3〜5つに絞れば、世代に関係なく業務に組み込めます。みかもグループでも50代・60代の社員が日常的に使っています。
Q: 業務情報を入力するとAIが学習してしまいませんか?
A: ChatGPT Team プラン・Enterprise プラン、Microsoft 365 Copilot などのビジネスプランでは、入力データはAIの学習に使われない契約になっています。無料・個人プランは規約をよく確認の上、業務情報の入力ルールを社内で決めてください。
Q: 導入の初期費用はどのくらいですか?
A: ライセンス費用は2026年5月時点でChatGPT Teamが月25ドル/人前後、Microsoft 365 Copilotが月30ドル/人前後が目安です(プラン・年払い/月払い・地域・為替により変動します)。最新の正確な価格は各サービスの公式サイトをご確認ください。みかもデジタルの導入支援は、規模・業務範囲によりお見積もりを承ります。
次の一歩|まずは「第1週パイロット運用」のご相談を
地方中小企業のAI業務導入は、第1週の動かし方ですべて決まります。
- 📞 みかもグループ代表電話:0883-82-2262(みかもデジタル DX事業部)
- 📝 みかもデジタル 公式サイト
所在地:徳島県三好郡東みよし町。徳島市・三好市・美馬市・香川・愛媛・高知の四国全域の中小企業からのご相談を承っています。

